施設概要

北部汚泥資源化センター 全体フロー
下水汚泥・焼却灰は100%有効利用され、廃棄物を出さないシステムです。
北部汚泥資源化センター 全体フロー
北部汚泥資源化センター 全体フロー

※各フローのボタンを押すと詳細画像が切り替わります

燃料化設備フロー
燃料化設備フロー
  • 汚泥乾燥機
    ①汚泥乾燥機
    蒸気間接加熱方式の汚泥乾燥機で、脱水汚泥の水分を約25%まで乾燥します。
  • 炭化炉
    ②炭化炉
    乾燥汚泥を低酸素雰囲気で2時間ほど加熱し、炭化します。低温で炭化することで、価値の高い燃料化物を製造します。
  • 再燃炉
    ③再燃炉
    炭化炉の分解ガス、施設内の臭気を約950℃で安定的に燃焼処理します。
  • 廃熱ボイラ
    廃熱ボイラ

    ④ 廃熱ボイラ
    再燃炉の排ガスから熱回収を行い、施設の熱効率を高めます。回収した熱エネルギーは、汚泥乾燥機に供給する蒸気の製造に利用されます。

  • 排煙処理塔
    ⑤排煙処理塔
    再燃炉の排ガスと処理水を気液接触させることで、ばいじんを除去するとともに、排ガス中の硫黄酸化物および塩化水素を取り除きます。
  • 湿式電気集塵機
    ⑥湿式電気集塵機
    放電極におけるコロナ放電により、排ガス中の浮遊粒子を帯電させ、集塵極で捕集することで、排ガス中のばいじんを除去します。
  • 水銀吸着塔
    ⑦水銀吸着塔
    吸着塔内の水銀吸着材で排ガス中の水銀を吸着除去します。
焼却設備フロー
焼却設備フロー
  • 乾燥機
    ①乾燥機
    蒸気間接加熱方式の汚泥乾燥機で、脱水汚泥の水分を取り除きます。乾燥により焼却炉における補助燃料使用量を削減します
  • 焼却炉
    ②焼却炉
    850℃以上の高温で汚泥を完全焼却します。バーナーは都市ガス・消化ガスを切替えて使用できるため、経済的かつ環境に配慮した運転が可能です。
  •  一次・二次空気予熱器
    ③ 一次・二次空気予熱器
    焼却炉排ガスと燃焼用空気の熱交換を行い燃焼用空気を約650℃まで加熱します。
  • 廃熱ボイラ
    ④ 廃熱ボイラ
    排ガスから熱回収を行い、施設の熱効率を高めます。回収した熱エネルギーは、汚泥乾燥機に供給する蒸気の製造に利用されます。
  • サイクロン、フィルタ
    ⑤サイクロン、フィルタ
    排ガス中に含まれる焼却灰を99%以上除去します。
  • 水銀除去装置
    ⑥水銀除去装置
    排ガス中の水銀濃度を、排出基準値以下まで低減させます。
  • 灰ホッパ
    ⑦灰ホッパ
    廃熱ボイラおよび排ガス処理設備から回収した焼却灰を一時貯留します。貯留した焼却灰は改良土設備に移送されます。
改良土設備フロー
改良土設備フロー
  • 発生土選別機
    ①発生土選別機
    発生土投入ホッパで大粒ガラ(300mm以上)を除去した建設発生土は、発生土選別機により、中粒ガラ(300~150mm)を選別・除去します。
  • ピッキングコンベヤ
    ②ピッキングコンベヤ
    発生土選別機では除去できない不適物(鉄くず、廃プラ、木片など)を手選別・磁選機により除去します。
  • 一次・二次混合機
    ③一次・二次混合機
    建設発生土に消石灰と焼却灰を添加し混合します。その後、焼却灰のみを加え再度混合します。混合工程を2回に分けることで、建設発生土と改良材が十分混合されます。
  • 一次分級機
    ④ 一次分級機
    焼却灰添加後の建設発生土から小粒ガラ(150~40mm)を選別・除去し、粒径40~0mmの改良土を製造します。
  • 二次分級機
    ⑤二次分級機
    粒径40~0mmの改良土の一部を投入して、粒径20~0mmの改良土を製造します。
燃料化設備
燃料化方式
低温炭化方式
※高温炭化方式や中温炭化方式に比べ高発熱量、低自然発火性の燃料製造が可能です。
除塵方式
湿式電気集塵装置
処理能力
200t-wet/日
計画炭化燃料
製造量
4,555t/年
炭化燃料性状
(代表値)
● 形 状 φ1~2mm 粒状
● か さ 比 重 0.6~0.65程度
● 高位発熱量 14.8MJ/kg
環境負荷項目
排気ガス濃度
硫黄酸化物
50ppm 以下
窒素酸化物
80ppm 以下
ばいじん
0.02g/m3 (N) 以下
塩化水素
50mg/m3 (N) 以下
ダイオキシン
0.05ng-TEQ/m3 (N) 以下
臭気(排出口)
臭気指数  38 以下
臭気(敷境)
臭気指数  15 以下
水銀
50μg/m3 (N) 以下
焼却設備
燃焼方式
流動床式
循環流動床式
除塵方式
フィルタ
処理能力
150t-wet/日(流動床式)
200t-wet/日(循環流動床式)
環境負荷項目
排気ガス濃度
硫黄酸化物
50ppm 以下
窒素酸化物
100ppm 以下
ばいじん
0.04g/m3 (N) 以下
塩化水素
50mg/m3 (N) 以下
ダイオキシン
0.1ng-TEQ/m3 (N) 以下
臭気(排出口)
臭気指数 35 以下
臭気(敷境)
臭気指数 15 以下
水銀
50μg/m3 (N) 以下
改良土設備
生産能力
70m3/h
焼却灰添加量
40kg/m3 以上
改良土性状
● CBR値 15% 以上
● 粒 度 一 般 用 40~0mm
塩ビ管基礎用 20~0mm